目標を達成したいけど、行動ができない。それは欲が負けているからかも。
年収を上げたい。マッチョになりたい。いい服が欲しい。寝たい。おいしいものを食べたい。など、人間には色々な欲がある。
色々な欲がある中で「比較的すぐに手に入る欲」が非常に厄介だと思う。
例えば、フルマラソンを4時間以内に走り切りたい。という目標を立てたとする。
これが、いわゆる欲だ。早く走って目標を達成したいという欲。
ちなみに、フルマラソンを4時間以内に走り切ることができるのは大会出場者の上位20%ほどと言われている。初心者からするとかなりハードルが高いということだ。
この場合、なんとなく練習していては目標達成は叶わないケースがほとんどだろう。
マラソンは自分のタイムとの勝負になるため、誤魔化しが効かない。大会の時だけめちゃくちゃ早く走れました!みたいなことはほぼ起きない。
ひとつひとつちゃんと練習を積み重ねた先に早く走れるようになるのがマラソンだ。
つまり、このフルマラソン4時間切りを達成するためには毎日の練習が超重要であるということだ。
そこで毎日、フルマラソンで4時間切りを達成したいという欲のために、練習するわけだが、目の前にあるものが現れる。それは、手っ取り早く手に入れられる欲だ。
その最たる例が睡眠。朝から早く起きて走ろうと思っても、睡眠欲が勝ってしまいそうになる事がある。
1時間ランニングすることと、1時間長く寝ること。この2つを比べると欲を満たして気持ち良くなるのは後者だろう。寝れば楽だし、気持ちいい。
つまり、本来の欲(フルマラソン4時間切りを達成する)を、目の前の手っ取り早く手に入れられる欲が超えてしまって行動できない。こんな事が起きてしまう事がある。
言い換えると、欲が負けているということ。
欲と欲のぶつかり合いがあったときにより、長期的には欲を満たす、キツい選択ができるか
走る練習をしないといけないけど、寝たい。ゆっくりしたい。ベッドでダラダラスマホ見たい。
この時、自分は弱い人間だ。と思う前に、まずは、「今、欲と欲がぶつかっている。どうする。」と自分に問いかけるだけでその後の行動は大きく変わると思う。
目の前の手っ取り早い欲を満たすと一瞬で満足感が得られる。
でも、長期的な積み重ねが必要な欲は満たされない可能性が高まる。それでもいいのかを自分に問いかけてみる。この問いかけを自分にできるかは重要だと感じる。
「今、欲と欲がぶつかっている。どうする。」と自分に話しかける。
長期的には欲を満たす、キツい選択ができるか。そしてそれを、日常生活の中で欲と欲のぶつかり合いが起きているということをメタ認知しながら問い続けられるか。
これが目標達成には重要な1つの要素だと思う。
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