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自分の限界に挑戦するとキャパが爆増する

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自分が体験したことがない領域に踏み込む

2025年11月の福岡マラソンに出る。フルマラソンは人生初めて。目標はサブ4。フルマラソンを4時間以内で走り切るという意味だ。

この目標を立てたときは「練習すればいけるでしょ」くらいにしか考えていなかった。

早速ランニングをしてみると、そのハードルの高さに愕然とした。ちょっと走るだけで相当きつい。

よくよく調べてみると、サブ4達成者はフルマラソン完走者全体の約30%程度とされ、トレーニングを積んだランナーが達成できるレベルだそうだ。

計画的に練習計画を立てて、着実に積み重ねるしかない。

そして、まずは5km走ることから始めた。5kmでも相当にきつい。最初の頃はすぐに心拍数が上がって走り切った時にはくたくたになった。

これをいっとき続けていたのだが、いっこうに5km以上走れるイメージが湧かない。ただ、フルマラソンはこの8倍以上の距離をぶっ続けで走り切らなければいけない。

この危機感から試しに10km走ってみよう。途中で歩かず、どれだけ遅くなってもいいから走り切ってみようと意気込んで走ってみた。

するとめちゃくちゃきつかったけど、10kmは走り切ることができた。ただ、10km走ることは心理的な壁として依然として残っていた。だって、相当きついし。

けど、とある週末、思い切って20km走ってみようと思いたった。人生で20kmというのは体験したことがない未知の領域。5kmでもきついし、10kmでも本当にきつい。けど、やってみようと思った。

走ってみた結果、一度もあるかず20km走り切れた。途中何度もやめたくなったが続けた。ちょっとダサいけどデスゲームの主人公になった気持ちで、”歩いたら死ぬ”という意識で走り切った。

この20km走り切るという、自分が体験したことがない領域に踏み込んだことで、あることに気づいた。

体験したことがない領域に踏み込むとキャパが爆増する

20kmのランニングは本当にきつかった。何度もやめたくなった。けどなんとか走り切れた。

この経験、実は本当に重要なのだと後になって気づくことになる。

20km走ったその日は朝走ったけど夕方くらいになるまでくたくただった。そして、その翌日は体を休めることにして全く走らなかった。

しかし、休んだ翌日からは「一昨日、20km走り切れたし、その半分の10kmくらいなら余裕かも」と思えるようになっていた。実際に10km走り切れた。もちろんキツくないわけではないが、心理的な負荷は圧倒的に下がっていた。

この経験から何が言えるか言語化すると、

「体験したことがない領域に踏み込むとキャパが爆増する」

ということだと思う。

自分では到底実現できないと思えるようなことにチャレンジして、ボロボロになりながらでもなんとかやり切ってみる。

これができると、これまでキツいと思っていたことへ挑戦するときに、「あのキツさに比べたら余裕だな」と思えるようになる。

よく、自分がキツいと思うちょっと上を目指そう。みたいなことを聞くけど、本当に効果的なのは「本当にめっちゃきつくてやり切れるかどうかもわからないことに挑戦しよう。そして、それをなんとしてでも乗り越える」ことだと思う。

どんなことでもいい。

今回の場合はランニングだったけれど、資格の勉強でもいいと思う。毎日10問解く!と決めている人がいるのであれば、例えば「1日かけて問題集全ての問題を解き切る」というような超ハードなことに1度挑んでみるのもいいかもしれない。私は実際にこれをやってみようと思う。

とにかく、小さな積み重ね、努力も大事だけれど、体験したことがない領域に踏み込んでみるのもかなりいい経験になるということがわかった。

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